ウェルカムガーデン


David Lloyd Glover/ディビッド・ロイド・グローバー

 1949年、カナダのブリティッシュコロンビア州、ビクトリアに生まれる。俳優かつ映画プロデュサーのガイ・グローバーと漫画家でもあるノーマン・マクラーレンの二人の叔父の血筋を引く、正統派サラブレッドである。幼少時代にフランスの印象派絵画の影響を受け、見るもの全てを描きたいという衝動に駆られる。9歳の時のビクトリアの絵画展示会においての入賞がきっかけとなり、ビクトリアアートギャラリーで絵画と彫刻の勉強会に招待を受けた。
「人は与えられた運命に逆らうことは出来ない。才能は生かさなければ、ただの重荷となってしまう。」と考えた彼は、'80年代に入ってから、本来の自分であるべき画家としての道を選んだ。自然を愛し、モネのような色彩感覚や故黒沢明監督のような視覚的インパクト、そして解放感と優れた音楽的センスにのせる表現力を備えた彼は、あらゆる分野に於ける画法を全て基礎から学ぶ事によって、彼独自の画風をあみだした。作品には繊細かつ誠実な彼の性格と自然に囲まれたロイヤルローズ・ハトレー城での幼少時代が叙情詩のように描かれている。そして水彩という表現の難しい材料を使うことにより、色を重ね、透明感のある白い色を描きだしている。
こうして出来上がる作品は、人々を理想郷へと導く。テーマは理想の環境世界、そしてみる人々を包み込む温もりのある空気である。今彼は、一年中温暖な気候に恵まれたカリフォルニア州はウエスト・ハリウッドに住む。南国のリゾート地を意識した環境は、彼にとって躍動力の源であり、彼の創作意欲はとどまることを知らない。今後の更なる活躍を期待される作家の一人である。